彩希弥生の車椅子でなにかしたい

文筆家志望のブログ。はてなブログの他にnoteも更新しています。

とある車椅子の公共理論(バスライド)

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なんか盛り上がっている話なのでほぼ地元当事者として乗ってみます。

まず、この手の話題でいつも思うのですが、今回の場合は関東運輸局など、本社や管轄元に苦情をよく入れられるな〜と、私は思います。私がその手のもので上に苦情を入れたのは、盲導犬(利用者ではなくてワンコちゃんのほう)と車椅子用のお手洗いを共有することになった(初日に粗相された)ときくらいです。

今回ですが、私がその当事者であれば、「車椅子の席に座っている方が起きない」という事情を正直に説明していただきたかったです。というのも、時間を踏まえると夜勤明けや深夜に動いていたの方が思わず寝てしまった可能性が高いと思います。川崎という土地柄は夜になると特に危険な場所ですから、寝ている方を起こすと厄介だった可能性があります……。万一そうだった場合、今回、何らかのトラブルや処分は回避不可能でした。運転手さん、市バスの営業所が可哀想です。同情いたします。

車椅子の方に納得がいくような説明すれば、私個人としては電車を待つのに駅員さんが来なくて電車1つ待つのは当たり前ですし、バスに乗るのも、「車椅子の先客がいて……」と、2席スペースがあるはずなのに断られたこともあります。ただ、乗客が明らかに少ない状態で、関東運輸局にまで苦情を入れるような方を納得させるような言い分を考えるのは難しかったでしょうから、今回の件はいろいろと運が悪かったとしか言いようがないかもしれないと思います。ただ、市バス側の対応も冷たかった可能性はありますね。ザ・公務員な対応ですから……。

人によって考え方は異なりますし、今回私が想定している最悪のシナリオ(荒れた人が寝てる&お気持ち表明の多い障害者)だと、防ぎようがないかもしれませんが、車椅子が入るための席は極力空けていただけるように、特に眠たい方や移動が難しい方などは配慮していただけたら嬉しく思います。混んでるときに空けろとは思いません。座席が空いているときに出来れば避けていただけるだけで嬉しいです。

あと、今回の件を受けて、「車椅子は事前予約で交通機関を利用しろ」いうご意見をちらほら拝見しましたが、個人的には否定的な考えです。以前noteにも書いたのですが、予約必須になってしまうと、話が盛り上がっている最中に帰る必要が出てしまうのです。私は人付き合いが少ないのでそういう機会も少ないのですが、社交的な性格の方にとっては、かなり厳しいことかと思います。人手不足など、どうしても予約が必要な場合もあるとは思いますが、少し待ってでもいいので、私は予約なく公共交通機関を利用したいと、ワガママながらに思っています。