今週のお題「夏物出し」
祝・はてなブログ本格運用後、初のお題挑戦!今回の話題は車椅子も障害者も何にも関係ない話題ですが、「夏物出し」とのことでよろしくお願いいたします。
学生時代の昔話です。
私の通っていた中学校や高校は、ごく普通の公立でしたし、学生時代だったのもおおよそ20年くらい前ですから、制服がありました。「車椅子だし、手にも障害があって、着替えるの大変そうから私服登校でいいよー」なんて言われたことはありませんでした。(体操着のおまけをしていただくことはありましたが)
夏のある日に友だちのスカートを見て思ったことがあったのです。
「あれ?なんであのスカート透けてるの?生地が薄い?」と。気になって自分のスカートを下品にならない程度で光にかざしてみようとするものの、私の分厚いスカートが透けるはずがありません。
もうオチが見えていると思うので先に書いてしまいますと、私、『スカートに冬服用と夏服用の2種類がある』ことを知らなかったのです。ブラウスの長袖と半袖、セーターやリボンの有無だけが冬服と夏服の差だと思っていたのです。
高校生活の途中で書類を整理していたときに、制服のカタログを見直したとき、その事実が判明しました。
学生時代のうちには母に聞かなかったので、卒業してしばらくした後、この話を思い出したタイミングで、「なんで私、制服の夏服なかったの?」と聞いてみました。
「だって、夏服なんて必要ないでしょ。スカートは冬服だけあれば(制服としては)十分でしょう?お姉ちゃんの分も買ってないわよ」
と、返されまして衝撃でした。少なくとも妹に関しては親の独断で存在すら知らず、夏服のスカートを買ってもらえなかった姉妹でありました。
出産どころか結婚の予定もないですが、私の子どもが制服ありの学校に入ったら、スカートやズボンの夏服があると伝えるだけは伝えようと今誓いました。(姉のほうは子どもに伝えるのでしょうか……?それはまた新たな謎です)