彩希弥生の車椅子でなにかしたい

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あの時、助けられていなければ私は会社を辞めていた【note再編集】

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パワハラモラハラを受けていた、あの頃の話です

ハラスメント気質の上司

私は、本気で会社を辞めたいと思ったことが1度あります。
気持ちとしては今も会社を辞めたいとは考えていますが、その頃は当時の上司からパワハラモラハラを受けていました。

具体的には、こんな感じのことを言われていました。

  • サーバー側の接続が切れているのが原因なのに、「もたもたしてんじゃねーよ」と言われる。
  • 「こんなものを合格にして良いのか??」と、イレギュラーな基準での対応が必要なものに対しての処理で、私が説教される。
  • 他のメンバーもいる懇談会にて、「物がごちゃごちゃしているのは整理しようね。」と、名指しで指摘される。
  • 3日に1回くらい上記2つのような感じの機嫌が悪い対応をされる
  • 私だけならまだしも、役職が上の方に対してまで、機嫌の悪い対応をし、時に言い合いとなることがある。

恵まれないと思っていた環境

当時は、入社時に配属された部署が廃止となり、組織変更で新設された部署に異動したばかりでした。担当業務は持ち込んでいるので変わっていませんでしたが、私を入社以来指導してくださった上司が年度途中で定年退職するため、体制が変わったタイミングでした。
後任で来た上司が上記の感じ、新しい部署にはほとんど旧部署の仲間はいなかったため、「周りの人に話をしても、全員が相性の悪い上司の味方につくだろう、この部署に私の味方になってくれる人はいないだろう。」と思っていました。

こんな日々が半年以上続き、「お金を稼ぐのに、ここまで大変な思いをしなければならないのならば、私はお金を稼ぎたいとは思わない」と感じており、仕事を辞めるかどうか悩んでいました。少なくとも、「この体制がもう1年続くようならば、期中でも辞めよう。」と心に決めていました。

辞めちゃえばよかったと思っていた、けど……

すぐに辞めると言い出せずに辛い気持ちを抱えたまま、3月の年度を迎え、「無理をせず、今年度で辞めてしまえば良かったかもしれない」と、退職願を出さずに年度末を迎えてしまったことを後悔している時でした。
上司が先に帰ったある日、迎えを待っていたときに、部署のとある先輩に声をかけられたのです。

「上司の方、少し変な方じゃないですか?」
「あなたに対する今の上司の態度は、人に対する態度じゃない」

その言葉を聞いて私は今までピンと張らせ続けていた緊張の糸が切れて、大号泣してしまいました。
「泣かせちゃってごめんね。」と言われましたが、言ってくださった方は何も悪くございません。

家に帰ってもほぼ泣き続け、合計で30分ほど泣いておりました。なお、花粉症の時期なこともあり、鼻水はかなりの大惨事となっておりました……。

私の知らないうちにあったこと

その問題のあった上司は、新年度となる、その4月付で異動となり、離れた後は、「こんな天国があったのか!」と思うほどでした。
後から聞いた話だと、「あんな人(当時の私の上司)と一緒に仕事したくありません!」と、その先輩など、複数の方が当時の部長まで進言、部署から離すようにしてくださったようでした。以前はこの頃の話をすると、辛い思い出が蘇ってきて泣きそうになりましたが、最近は笑い話にできるようになったと思います。

振り返って思うこと(noteに上げていた時点)

今思えば、ちゃんと引き継ぎさえできていれば、あの頃に仕事を辞めても、「部署が変わったばかりなのに……」と、誰かに軽蔑されることはなかったと思います。「あの上司の下じゃあ、仕方ないよね」と何人の方には思われたと思います。

今は、あの頃に仕事は1度辞めたと思って仕事を続けています。あのとき話しかけられなかったら、あの頃の上司から1年で離れられなかったら、私はとっくに仕事を辞めていたと思います。
今は今で会社に思うことはいろいろありますが、仕事を続けることができて、ありがとうございます。
今の私があるのは、その先輩のおかげです!

ここから本当の近況です

この件で出てきた問題点

ただ、この件により、1つ問題点が出てきてしまいました。それは、業務に私のワンオペとなっている部分があるので、「他の人を同じ業務の担当につけて欲しい」と希望を出していますが、このパワハラモラハラの前例があるため、現在も上司にあまり強く希望を出せないでいます。
以前の仕事納めのとき、少し職場の方ともお話ししたのですが、「一緒になるのが、あの元上司なくらいなら、1人で仕事をしているほうがまだマシ」と思うからです。お金の心配はあるものの、たまに、「あれから結構働いたから、もう十分がんばったよね、辞めてもいいよね?」と思うことがあります。

今回このエッセイを上げた理由

どうしてこのエッセイを今回上げたのかというと、実は今週出社した時に、事務所に荷物を取りに来た、そのパワハラモラハラ元上司に話しかけられました……。まさに、『イジメられたほうは一生覚えているけど、イジメた側はすっかり気にしていない』的な状態です。前日の寝不足か薬を飲み忘れた(かもしれない)からか、その日の帰宅後、持病の蕁麻疹が発症しました……。

今はその助けていただいた先輩が出世し、私の上司にあたるため、パワハラモラハラの被害が再発生することはないと思いますが、今週は運悪く、近くに助けていただけそうな人がいない状況で話しかけられたので、対応が大変という近況でした……。